●9条の会、澤地久枝さん講演会開催 加賀と金沢で
●「歴史ゆがめる教科書使わないで」
新日本婦人の会松任支部が要望書提出
●学童保育連絡協が総会
●原水爆禁止 国民平和大行進、世界大会成功へ
●「朗読劇・この子たちの夏」上映実行委員会が被爆体験を聞く会
●大気汚染調査 石川県で実行委員会
●「こんばんは」上映会と討論会に300人
○「新石川」2005年5月22日号
●9条の会、澤地久枝さん講演会開催 加賀と金沢で
9条の会・石川ネットは15日、金沢市の県女性センターで、9条の会呼びかけ人で作家の澤地久枝さんと憲法を語る会を開き、600人が参加しました。
澤地さんは、「戦後60年、これまで日本が公然と戦争をできないのも、戦死者を1人も出していないのも、憲法9条があったから」「日本はアメリカの戦争に協力する軍隊を持とうとしているが、憲法上できないことになっているのです」と述べ、「日本は武力や戦争でことを解決することを捨て、武器を持たずに世界平和に貢献する道を選びました。そのことが前文≠ナいう国際社会において、名誉ある地位を占め≠驍アとになるのです」と語りました。
第2部では、9条の会・金大ネット、やすらぎホーム・9条の会、あしたの9ジョーの会、加賀江沼・9条の会が活動報告。加賀江沼・9条の会は2月の結成以来、1,840人の賛同署名と16万円の募金を集め、「地域の青年団長が29九人の署名を集めてくれました」と運動の広がりを報告しました。
澤地さんは四日、加賀市の硲伊之助美術館友の会主催の講演会にのぞみ、約二百人に語りました。
「世代をこえて憲法9条を守るために頑張りましょう」と語りかける澤地さん 5/14 加賀市
●「歴史ゆがめる教科書使わないで」
新日本婦人の会松任支部が要望書提出
新日本婦人の会松任支部は9日、白山市教育委員会に「扶桑社の中学校歴史・公民の教科書を採用しないことを求める要請書」を提出しました。
要請には、宮川悠子同会支部長、高村可代子同会県本部事務局長、板坂洋介教科書ネット事務局長、宮岸美苗白山市議らが参加。教育委員会からは教育課長、管理主事の2人が対応しました。
要請書は、「『新しい歴史教科書をつくる会』のメンバーが執筆した教科書は、女性や子どもの人権を否定する立場でつくられ、日本の侵略戦争を正当化し、歴史を歪曲している」「この歴史教科書を日本政府が検定合格したことに、アジア諸国やメディアが、日本政府へ批判と抗議の声をあげていることは当然」として、同教科書を採択しないよう要請しました。
教育課長は、「主旨は主旨として受けとめたい」「公正、公平な採択ができる環境づくりをするのが私の役目」「教科書の展示は学習センターほか三ヵ所でする予定」「展示会には、アンケート用紙を置いて、市民の意見を入れることは大切」と語りました。
●学童保育連絡協が総会
石川県学童保育連絡協議会第24回総会が8日、金沢市で開かれ、約120人が参加しました。
2005年度活動方針では、五年ぶりに学童保育資料集「石川の学童保育」(第5号)を改定し、楽しくてためになる連絡協議会づくりをめざすとしています。
課題として、入所児の増加と大きく立ち遅れる条件整備、深刻化する大規模学童保育の増加、貧困な施設・入所制限、過重な保護者負担、市町村合併にともなう条件の劣悪化にたいする改善があげられています。
日本共産党の尾西洋子県議は来賓あいさつのなかで、石川県が05年度、学童保育の指導員複数配置や運営基準の策定に取り組む成果を報告しました。
総会は荒木田成会長、河内久美事務局長(いずれも再)を選出しました。
●原水爆禁止 国民平和大行進、世界大会成功へ
原水爆禁止石川県協議会(県原水協)は9日から13日までの日程で、県内全自治体にあたる10市12町を訪れる被爆60周年・2005年原水爆禁止国民平和大行進(6月12日〜23日)と、広島、長崎両市で開かれる原水爆禁止世界大会(8月2日〜9日)の成功、被爆者援護・連帯を推進する自治体要請行動をはじめました。
9日、大森定嗣代表理事、内藤晴一郎事務局長らは石川県と金沢市を訪問。県庁では日本共産党の尾西洋子県議が同行し、中池恭平総務課長、荒井三郎秘書課長、山本祝男県議会事務局長に会い、協力金、募金箱設置、「いま、核兵器廃絶を」署名などを協力要請。「非核宣言塔」建立、パネル「原爆と人間展」購入・展示、世界大会への職員派遣の非核平和行政の推進も要求しました。
大森氏らは、七尾市や内灘町などで宣言塔を建立し、野々市町が毎年、中学生を広島の平和式典に派遣する事業に取り組んでいる事例を紹介しました。
中池課長は各地の取り組み、国連の動きに関心を示し、協力金のほかに、「何ができるか考えたい」と答えました。
●「朗読劇・この子たちの夏」上映実行委員会が被爆体験を聞く会
石川県原爆被災者友の会と、「朗読劇・この子たちの夏」上演実行委員会は、公演に先立ちプレ企画として十四日、金沢市の教育会館で岩佐幹三(元金沢大学法学部部長、現同大学名誉教授)さんの被爆体験を聞く会を行ないました。
岩佐氏は、広島の爆心地から1.2qの自宅の庭で被爆。家の下敷きになった母を助け出そうと力を尽くすが、火の手が早く、家もろともに炎につつまれ、その日の朝、爆心地付近の町に出かけて行った妹はいまだ行方不明・・・との体験を話し、「あれから60年経ってもいつ被爆による病気が出てくるかと日々をおののきながら生活をしなければならない、こんなことを許さない社会、国をつくろうではありませんか」と語り「世界の人たちがこんなことをあじあわないようにこの声を広げてほしい」と訴えました。
同会は、6月18日午後2時から県教育会館で女優・山田昌さんのお話し会を計画しています。
「朗読劇・この子たちの夏」は7月16日県文教会館で上演されます。
●大気汚染調査 石川県で実行委員会
大気汚染一斉測定石川県実行委員会は今年も6月2日から3日にかけて一斉測定運動を展開します。
石川県では1995年に2市町の80カ所で二酸化窒素の測定をはじめ、2004年には9市町の482カ所に広がり、全国的にも評価されています。
今年、測定するのは、きわめて有毒の二酸化窒素のほかに、6月中には酸性雨、浮遊粒子状物資(SPM)の測定もします。
運動の目的は、県民に大気汚染や環境問題への関心を持ってもらい、大気汚染や公害のない都市、交通のあり方への転換をめざすことです。大気汚染公害裁判への理解と支援の取り組みを強めることにもなります。
●「こんばんは」上映会と討論会に300人
4月29日、県女性会館大ホールは300人近くの人で賑わいました。
教育基本法があぶない…その声に応えるかのように制作された映画「こんばんは」は、学ぶことは本当に楽しいことであり人と豊かにかかわりながら、お互いの幸せにつながっていくものなのだということを笑いと感動で私たちを魅了しました。いま「学校」は市場主義の考えのもと子どもたちや先生たちの中に競争と差別がこれでもかと思うほど急激に持ち込まれています。仲間と繋がりあうことよりも、他を蹴落としてもはい上がる教育が教育基本法「改正」の先取りとして吹き荒れています。
2部のパネル討論で、「不登校だった私でも、あなたが必要だと言ってくれる人に出会え、共に学べて私は今とても幸せを感じている、輝くことができた」と青年の発言。どんなに行政による一方的な教育「改革」があろうとも、この青年のような素晴らしい思いを封じることはできないのです。だからこそ、もっともっと教育基本法を大事にし守り生かさねばと改めて思った上映会でした。